血管年齢を知って生活習慣病予防

生活習慣病にかかわる検査値に何の異常もなかった人でも血管事故はおこることがあります。でも、多くの血管事故は血管を弱める何らかの因子が必ずあるので、「血管年齢」を知っておき、事前に予防すれば、その分、リスクを回避することができます。

 

  • ダイレクトに血管年齢を知ったほうが

生活習慣病のすべての行き先には「動脈硬化」にあり、そして終着点は脳卒中や心筋梗塞という生命の危機をもたらす「血管事故」です。その予防のために、食生活の改善や運動のすすめがうたわれます。ところが、本人にとってそれは意外と苦痛。節制の苦痛が本当に効果的かどうか、確かめるすべがありません。もし、ダイレクトに血管をウオッチングし、「血管年齢」を知って管理することができればやりがいもあり、確実にリスクを回避することになりそうに思えませんか。

●今若くても一気に老化することも

「血管年齢」は全身を巡っている血管の状態が、今、年齢相応のものか、それよりも若いのか、老けているのかを数値化したものです。でもそれは決して血管の不動の状態を示すものではなく、測定したそのときの状態を示すものにすぎません。血圧測定と同様に、血管も測定時の身体状態、精神状態で姿を変えます。ですから、測定結果、血管年齢が20歳と出たにしても、その直後から不眠不休で働き、寝不足、過労、ストレスなどの悪条件が重なれば、一気に70~80歳の血管と同じ状態に陥り、血管事故をおこすことになります。

●脈波で測る「血管年齢」は指標のひとつにすぎない

心臓は1分間に60~80回のリズミカルな拍動を繰り返します。この心臓の拍動は波形のパターンになって計測されるので、これを5カ所の血管で観察。血管の柔軟性を判断するというメカニズムで「血管年齢」を判定します。波形だけで判定するので、あくまでもひとつの目安、指標でしかありません。でも知らないよりは管理しやすくなるでしょう。「血管年齢」と実年齢との誤差が5~10歳ならばあまり問題はなく、そのときの健康状態がもたらしている誤差と考えてよいでしょう。10~20歳違っていたら、何か血管を弱める要因はないか、探してみてください。20歳以上違っていたら、かなり本格的な病気が潜んでいる可能性がある、というシグナルと考えることができます。

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