肥満よりも「ニオイ」に敏感な現代人

中年、若者、男性、女性と問わず、肥満よりも気になるのはニオイだ。約4割に近い人が「自分のニオイを気にしている」といいます。いったい、そのニオイとは何なのでしょうか。

 

●“気になる”が高じるとノイローゼになる

「体臭恐怖」は、さまざまなニオイを気に病んで陥る一種のノイローゼです。その発端には他人からニオイを指摘されたり、態度で表現されたりしたことから、自分は臭い、だから周囲の人に不快な思いを与えている、嫌われている、というように自分を追い詰め、ふつうの生活ができなくなってしまいます。

これに対してそれに対して「自己臭恐怖」は、ニオイがないのに“ある”と妄想することでおこります。実態がないから、本人にも何のニオイなのか、発生源はどこなのかなどがよくわかっていません。ニオイの実態が明確なのが体臭恐怖、実態がないのが自己臭恐怖と区別するとわかりやすくなります。

●加齢臭イコール「ノネナール」

老化によって皮脂腺のなかに脂肪酸の一種であるパルミトオレイン酸という物質がたまってきます。これが酸化、分解することによって種々の脂肪酸ができ、そのひとつに「ノネナール」という物質があります。この物質が加齢臭といわれるニオイに酷似していることが化粧品メーカーによって発見され、加齢臭として商標登録されています。ノネナールをはじめとした脂肪酸は、若者の皮脂のなかには存在せず、40歳代から急増。では、ノネナールを除去すれば、加齢臭の恐怖から逃げられるのか、ということになると、発生源である皮脂腺の中の酸化作用を止めない限り、ノネナールは消えません。

●オヤジ臭、オバン臭はイメージ臭

オヤジ臭もオバン臭も、実は実態のないイメージ臭。物質としてのニオイではなく、オヤジ的な言動が目にも耳にもクサイのであり、食後の歯のシーハーや痰を吐く、オヤジギャグを連発して大声で笑うなどの態度を改めれば、オヤジ臭は消えてなくなるといわれています。オバン臭も同様に、羞恥心を失ったかのような厚かましい態度を改めると消えてなくなります。

●アンモニア臭の強いダイエット臭

食事制限によってエネルギー源が入ってこないと、体は貯蔵している中性脂肪を燃やしてエネルギーにします。このとき、中性脂肪はニオイを放つ脂肪酸に変化し、汗と一緒にニオイ物質となって発散されます。この時期と前後して、疲労物質である乳酸が生成され、アンモニアとペアで汗から排出され、体臭はアンモニア臭が強くなります。最終的には体内の脂肪酸がさらにニオイの強いケトン体という物質を生成。飢餓状態を示す甘酸っぱいニオイを発生させます。したがって、ダイエット中はニオイとも戦わなければならないことになり、デブクサイと言われないように注意しましょう。

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