圧倒的に女性に多い 外反母趾とのつきあい方

足の親指の「く」の字に曲がって変形。靴に当たってひどく痛みます。とくにヒールの高い靴を履いたときには悲鳴をあげたいほど。がまんして歩いても、そのツケは膝や腰、股関節に悪影響を及ぼします。

 

●外反母趾ってどんな病気?

足の親指が自然に反して外側(小指側)に曲がって変形する病気です。そのため、親指

の指の付け根にもタコができたり、他の指も親指と同様に外側に曲がり、脱臼したり、槌指になったりし、足全体が痛んで靴も履けなくなり、歩けなくなってしまいます。

●女性が圧倒的に多い理由

圧倒的に女性に多く、女性は男性の20~30倍も多発しています。女性のほうが関節が柔らかく、筋力も弱いのと同時に、遺伝的に偏平(へんぺい)足で親指が人さし指より長いなどの遺伝的要素も加わります。こうした内的要因に加え、「ヒールが高く、つま先が細い」靴を履く機会が多い生活習慣やライフスタイル、同じ靴を履いて長時間立ち仕事を続けるなどの外的要因のある人は要注意です。

●曲がりの角度が20度以上で診断

外反母趾かどうかはX線写真で調べ、親指の曲がっている角度によって診断します。健康な人では、10~15度くらいですが、20度以上あり、歩くのに不自由ならば、外反母趾と診断され、治療を必要とします。

●放置しておくと徐々に進行する

多少の痛みがあっても放置している人は案外多いのですが、そのままにしておくと次第に進行し、30度くらいに曲がってしまうと、素足で歩いても親指の変形は進んでいきます。親指が人さし指の下に入り、足の裏にタコができて、素足でも痛むようになると、膝や腰、股関節も痛くなってくるので、手術して骨を切る以外に治す方法がなくなります。

●手術にならないように保存療法を

外反母趾角が30度にならない前なら、手術をしない保存療法が可能です。保存療法には3つあり、第一は自分の足に合った靴を履くこと。出っ張った関節が当たっても痛くない程度のヒールの低い靴を選びます。第二は「運動療法」です。代表的なものに、両足の親指に幅広のゴム輪をかけて両足を5~10秒大きく開いてから元に戻すホーマン体操をはじめ、いろいろな方法があります。医師に相談するか、ネット検索で情報を入手しましょう。第三は「装具療法」です。靴を履いているときに装着するものと、夜間装着するものがあります。整形外科医の指導で、専門の技術者にオーダーでつくってもらうのが原則です。

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