乾燥肌は過度のスキンケアが大敵

夏、猛暑や紫外線で荒れた肌。十分に回復できないままに冬を迎え、寒風にさらされ、エアコンの乾燥した空気が直撃。弱った肌に追い打ちをかけます。でも、それよりももっと怖いのは、肌を守ろうとして過度にスキンケアをし、知らず知らずに天然自然の潤い成分を落としてしまっていることなのです。

 

●ターンオーバーの前に角質層がはがれ落ちる

人の皮膚は、表面から“表皮”、“真皮”、“皮下組織”の3つの層からできています。さらに表皮は“角質層”“顆粒層”“有棘層(ゆうきょくそう)”“基底層”と4層に分かれており、もっとも表面にある角質層は、表皮細胞が成長しきったもの。何層にもなっている角質層の間には、セラミドなど細胞間脂質があり、これが肌を自然に保湿しています。肌荒れには、乾燥、紫外線、花粉などのアレルギー、ストレスによる免疫力低下などが深く関わりますが、最も因果関係が深いのは、スキンケアが適切に行われないことによっておこる乾燥です。健康な肌は、28日の周期で角質層がはがれ落ち、下から新しい層が出てくるターンオーバーを繰り返しています。でも、何らかの原因によって角質層がターンオーバーする前にはがれ落ちると、層下の未熟な角質層が表面を支えることになり、肌のトラブルをおこします。

●乾燥肌に大切なのは自然のバランス

肌荒れをおこさないためには、角質層が自然にはがれ落ちるまで大事に守るのが何よりの防御策。洗顔のときに強くこすり過ぎると、角質層がはがれ落ちて未成熟な若い角質層が露出することになります。未熟な角質層は保湿力が弱く、十分な機能が果たすことができず、抵抗力も弱く、クリームなどを使ってこすれば簡単に炎症をおこして赤くなったり、肌のバランスを崩してシワになることもあります。

肌を守ろうとして化粧品を使い過ぎたり、洗う回数を多くするのは禁物。クリームをたくさん塗ると、角質層ははがれにくくなり、肌の周期のバランスを狂わせます。乾燥しないようにと化粧品や乳液、クリームなどを一日中肌に塗っていると、逆に角質層のターンオーバーを狂わせてしまうので注意しましょう。肌を常に健康に保っておくためには、角質層が正しい周期で入れ替わるように見守ってあげましょう。

●脂っこいのは乾燥し過ぎかも

肌が乾燥し過ぎることにより、逆に脂っぽくなることがあります。1日に何度も顔や髪を洗っているのに、なんとなく脂っぽいと感じたら、それは皮膚が乾燥し過ぎることにより、体がより多くの皮脂を分泌してカバーしようとしているためにおこること。特に頭皮はカバーする力が強いので、シャンプーのし過ぎは、脂っぽさが増長させ、抜け毛を促進することになります。空気が乾燥しているのに脂っぽいと感じたならば、洗い過ぎていないか、過度のスキンケアをしていないかをチェックしましょう。

 

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